[천안다문화] 「赤ちゃんに戻ったようだった」 - 韓国で見つけた、私らしい居場所

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日本で美容師として働いていた頃、日本に留学していた韓国人男性と出会い、結婚をきっかけに韓国での生活を始めることになった。当時は韓国語をほとんど話すことも、読むこともできず、知り合いもいなかった。頼れるのは夫だけだった。

「日本では一人で何でもできたのに、韓国に来たら、まるで赤ちゃんに戻ったような気持ちでした。銀行やスーパーにも一人で行けず、それが本当に悔しかったです」

その悔しさが、韓国語を学ぶ原動力になった。韓国に来て約3か月後、韓国人スタッフと韓国人のお客様が中心の美容室で働き始めた。韓国語を身につけるため、あえて厳しい環境に飛び込んだのだ。

早口の韓国語が聞き取れず、お客様から急かされることもあった。それでも、日本と韓国の文化や仕事の進め方の違いを一つずつ学びながら、少しずつ韓国の美容室で働く力を身につけていった。

韓国で美容師として働くため、韓国の美容師資格にも挑戦した。韓国語での筆記試験は簡単ではなかったが、「外国人だから不利になることがないように、正々堂々と仕事をしたい」という思いで挑戦を続けた。夫から「100回落ちても、101回目には受かるかもしれない」と励まされたことも大きな支えになった。

ソウルで約5年間働いた後、天安で自分の美容室を開業。子育てをしながら仕事を続け、第二子出産後はわずか2か月で仕事に復帰した。大きな広告を出したわけではないが、お客様の紹介や口コミによって、日本人だけでなく、中国人、タイ人など、さまざまな国籍のお客様が訪れるようになった。今ではソウルなど遠方から通ってくれるお客様もいる。

彼女にとって美容室は、髪を整えるだけの場所ではない。

「今日は髪を切りに来たというより、話をしに来ました」

そんな言葉をかけてくれるお客様もいる。海外で暮らす人にとって、母語で安心して話せる場所があることは、大きな心の支えになる。

「最初から何でもできたわけではありません。分からないことばかりでした。でも、一つずつやっていけば、できることは少しずつ増えていきます」

韓国で新しい生活を築いている結婚移民者へ。彼女の歩みは、こう語りかけている。

「焦らなくても大丈夫。あなたが歩いてきた道は、いつか誰かの希望になります。」
오노이쿠요 명예기자(일본)

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